午前11時30分より、豊橋市総合体育館にて、高円宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、華々しく開会式の幕が上がりました。日本連盟音楽隊及び藤ノ花女子高等学校レッドペッパズの演奏のもと各団の代表が堂々の入場行進を行った後、福井恒雄実行委員長が開会を宣言、団旗掲揚、国家斉唱に続いて前回の優勝団中日団が優勝旗を返還し、新谷大会会長の挨拶に続き、日本海洋少年団連盟名誉総裁の高円宮妃殿下から激励のお言葉を賜りました。
開会式に先立ち、午前8時30分より豊橋市立総合体育館において、全団一斉に、個人競技の手旗受信 (無意味・有意味) 及びロープワーク個人競技(実技)、引き続いて、開会式の後、団体戦の手旗送受信及びロープワーク競技を実施しました。
午前11時40分より、総合体育館に隣接するシーパレスリゾートにおいて、全国大会懇談会が開催されました。懇談会では、全国から参集した海洋少年団の団長及び海外団の代表から高円宮妃殿下に、日頃の活動の一端をなごやかな雰囲気の中でご説明されました。
手旗及びロープワーク団体競技に引き続いて、午後4時30分より、とよはし100祭「太陽開幕祭」の特設会場となっていた西埠頭8号岸壁にて、地元の吹奏楽部やダンスチームなども参加し、30℃を超す猛暑の中、華々しくパレードを行いました。 巡視船「みずほ」をバックにした観閲台から高円宮妃殿下、来賓、大会役員の激励を受け、団員達は凛々しく敬礼し、その姿に特設会場の多くの人達から盛んな声援が発せられました。
午前8時30分より、豊橋市民プールにて、小・中・高等級 (男女別) の各部ごと50m及び100mの自由形、平泳ぎ、200mの自由形リレー、メドレーリレーの14種目で熱戦が繰り広げられました。 慣れない50mのプールで、苦戦を強いられる選手も見られましたが、最後まで全力で泳ぐ姿にご臨席された高円宮妃殿下をはじめ観客席からも絶え間なく熱烈な声援が送られました。
水泳競技終了後、シーパレスリゾート前汐遊びに移動し、12時15分より、男子部と女子部 (男女混成は男子チーム) のカッター競技を実施しました。 赤や黄色等の様々なデザインのユニフォームに着替えた代表選手たちは、仲間の熱い声援を受けて、熱戦を展開しました。 中には緊張のあまりオールを流す者やゴール後倒れこむ者等もありましたが、各チーム最後まで目覚ましく健闘しました。
全ての競技を終え、16時から19時まで 豊橋市総合体育館にて開催された「友情のひろば」に参加しました。団員たちは、地元の小中高生による海をテーマにした太鼓のパフォーマンスを観覧したり、テツ&トモによる「なんでだろう〜♪〜」等のステージに参加したりするなど交流の時間を満喫しました。 午後6時45分からは、海外団代表との記念品交換が行われました。
午後7時からは同会場にて、成績発表及び閉会式が行われた。成績発表では、各競技のそれぞれ上位3位までが、ステージ上で表彰された。 順位が発表されるごとに大きな歓声が上がり、上位団代表選手は壇上で優勝カップを揚げたり、ガッツポーズを見せたりと喜びと感謝の気持ちを体一杯に表しました。
西埠頭8号岸壁を出港し、三河湾内を約1時間半の体験航海を実施しました。 ヘリコプター2機搭載型巡視船 「みずほ」 (総トン数5,300トン) に乗船し、乗組員の方々からの説明を聞いたり、小さな団員は、海上保安官の制服・制帽を試着したり、搭載されているヘリコプターをバックに記念写真を撮るなどして、楽しいひとときを過ごした。